●073 をさな兒 おさなご 〇こがねにもまたまにも

 表題:をさな兒[おさな兒]
 読み:おさなご

 収録:(A)鈴蘭樂譜 号数不明(梅の巻) 成樂會 1925(T.14).9.5 ◎[A2-49] Copy=[P52]
    (B)三選樂譜 38 成樂會 1929(S.4).12.3 ◎Copy=(P73)

 記譜:独唱(伴奏付き) 変ホ長調 4/4

 インチピット:ミミ|ソソミミミ|ソソミミミ|ファファレレレ|

 曲:西欧名曲
 詞:犬童球渓 ※1925(T.14)作詞


[詞] ※鈴蘭楽譜より

1.黄金にも眞玉にも いかでかは比ぶべき
  めぐし此の子いとしこの子 いともいとも愛らし
  語る聲を背にきけば 笑ふ顔を膝に見れば
  現世(このよ)の憂ひなやみ 夢ときえて痕なし

2.山と積む寶とて いかでかはまさるべき
  めぐし此の子いとし此の子 いともいとも愛らし
  胸に抱く花の笑顔 腋にすがる玉の腕(かひな)
  現世のなげきもだえ 露と消えてあとなし

  ※「白がねも黄金も玉も何せんに
    まされる寶子にしかめやも」


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